2006年8月25日

新聞やテレビのドイツに関する報道で、次のような疑問を持たれたことはありませんか。

「ドイツは、欧州で最大の経済パワーなのに、なぜ400万人を超える失業者がいるのだろう?」「ドイツの大手企業は、黒字なのになぜ大規模なリストラを行って、社員の数を減らさなくてはならないのだろう?」「統一から16年も経っているのに、なぜ旧東ドイツでは、経済の状態が悪いのだろう?」

 

私は16年前からドイツに住み、取材・執筆を続けていますが、そのような疑問にお答えするために、「ドイツ病に学べ」という本を書きました。新潮選書で、8月25日に発売されました。1990年にドイツに来てから、7冊目の本になりました。

 

日本と同じく敗戦後、奇跡の経済復興をなしとげ、世界有数の輸出大国になったドイツが、グローバル化の波に対応するのに遅れて、経済や社会の様々な側面できしみが出ていることを、現地にいなければわからないエピソードやデータを交えて、浮き彫りにしようとしました。
 
お忙しいところ恐縮ですが、ご笑読頂ければ、光栄です。何卒よろしくお願い申し上げます。
 
お元気でお過ごし下さい。
 
熊谷 徹
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